空気人形

「どんよりとした煌めき」

「どんよりの中の煌めき」


どっちの方がしっくりくるかなぁ、とか考えてたけど、それ自体が野暮ったいことに気付いて。「うどんよりそばが好きだ」、ってね。



鈍くて鈍くて、キラキラしている映画。

私も あるとき
誰かのための虻だったろう


あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない


                 『「生命は」 吉野弘』より