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携帯電話だとかネットだとか、そういう類の情報機器が無い時代に生まれてみたかった、とつくづく思う。
もちろん恩恵はかなり受けてるし、”ある”ことが当たり前、むしろ必要になってる世の中からは逃れられないし、そんな世の中に愚痴を言ったところで何も変わらないけど。
とにかく入ってくる情報が多すぎる。
いや情報過多というよりは、耳に入れたくない情報だとか事実だとか、そういったものまで容易に知れちゃうのが嫌。
その情報、その事実が自分を悩ませ、苦しませる。
知らない方が幸せでいられるかもしれなかったのに。
さっき言ったように恩恵は受けてるし、早い話、情報だとか事実をなかなか受け入れられない、逃げてるだけの自分が悪い。
だけど、少なくともmixiを知らない方が僕にとっては良かったのかも知れない。まぁ現実的に無理な話ではあるけれど。
僕は今、常に(その類の媒体を通して)誰かと、何かとつながって”いられる”状態にあるわけだけど、今の僕にとってそれは苦しいこと。それは殆ど、つながって”いなければならない”状態にあるのと同じこと。ちょっと離れたい、遠くに行きたいのに、現状がそれを許してくれない。
世界の色は灰色。