マルボロの匂い、しけもくのかたち

留めておきたい言葉がある。
思い出したい匂いがある。
忘れたくない感覚がある。




だけどもぼくは、大事で愛おしいそれらをそれでも、簡単に忘れていく。
("男の子"だから?)




だから、彼女と彼の話を聞いた時、
ぼくはちょっぴり、ううん、すごく羨ましかったんだ。





うん、悪くない、悪くないね。
そう、pas malってやつ。





ぼくたち2人、曇り空がなかなかよく似合う。しけもくブルーの曇り空。