無限の風

荒野の上に立って 砂漠の上に立って


花のように開いて ダイヤのように瞬いて





甲子園に行ってきた。





    

野球部を応援してきた、精一杯応援してきた。






結果は0-1。初戦敗退。








荒野の風になって 砂漠の風になって


遥かに手を伸ばして 空に叫ぶのさ






試合には負けた、だけど悔しくはなかった。
いや、悔しかったんだけど、それと同じくらい楽しくて嬉しくて。




アルプススタンドで一つになって応援するのが楽しくて。


グラウンドで輝いてる選手達の姿を見るのが嬉しくて。







終わってみたら


なんだか夢みたいだった  幻みたいだった




それでいい。


そういうものなんだろう、甲子園てのは。




                               無限の風

あいつは風 あいつが風 リズムをとりながら 太陽を背負って
                             無限の風 / 奥田民生