地雷のない世界

ZERO LANDMINE

ZERO LANDMINE

坂本龍一プロデュースのもと地雷ゼロを目指して世界中のトップアーティスト達が音楽で結ばれた! (CD紹介文より)


店の中古コーナーにやたらと置いてあって、お手頃価格だったので購入。
しかし、その内容は予想に反して(失礼)、ものすごく良かったです。

クレジットを目で追いつつ聴いていたのですが、しょっぱなのKraftwerkサウンドロゴTour De Franceを彷彿とさせる)に感動(笑) そして、『ドラム高橋幸宏、ベース細野晴臣』のコンビに感動(笑)
音楽自体も、民族音楽とエレクトロニクスが上手い具合に溶け合っていて、程よくポップ。(恐らく)Brian Enoが作ったであろう音が炸裂。

で、曲の最後の5分間が、国内外のアーティストと少年少女達の大(?)合唱・・・
久しぶりに目の奥がじんわり熱くなりました。
いや曲自体は「Do They Know It's Christmas ?」や「We Are The World」のような「いかにも」、といった感じなんですが、ここに集まったアーティスト、少年少女が、どんな気持ちでこの曲を演奏したのだろう・・・と考えたら、あぁもうダメ笑
更に、David Sylvianの書いた、シンプルで、それ故に"優しい"歌詞(と、村上龍の日本語訳)を読みながら聴いていたら(こちらも久々に、歌詞をきちんと目で追いました)、心の底から熱いものがこみあげてきて。
もっと言うと、エンディング部分のモザンビークの小学生のコーラスも本当にヤバい笑

僕はこういう類の、音楽を通しての行為には弱いのかもしれません。ちゃっかり85'のLive AidのDVDを持ってたり笑。

他にも、Piano + Vocal Ver.やPiano + Cello Ver.も収録されていて、こちらの方も聴き応え十分です(むしろ曲自体はこちらの方が好みかも)。うーん、なんで今までこのアルバムを聴かなかったんでしょう。謎や


背筋がゾクゾクするような感動。「あぁ、これが音楽の『力』なんだ」と改めて(いや、初めてかもしれない)実感しました。



This is my home
The land of my mother
The place I play
With sisters and brothers


The trees are rooted
In the ground beneath
Take away the violence
Give the earth back its peace


The same sun shines equally
On those beneath
Take away the darkness
Give the earth back its peace




ここがわたしの家
おかあさんに育てられ
懐かしい兄や妹たちと
遊んだところ


あなたにも見える?
地面には木が根を下ろしている
暴力はもうたくさんだ
この地にもう一度平和を


太陽が光り輝いている
みんなが光を浴びている
暴力はもうたくさんだ
この地にもう一度平和を

(抜粋)