中学時代の同級生達とどこかの店にいる。女は、中学生の時にもそうしていたように、冗談まじりに男を小突く。周りはどっと笑う。どうやら2人は付き合ってるらしい。みんな笑顔だ



飛行機の中。空が蒼い。これ以上にないくらい蒼い。僕は、周りが皆そうしているように、携帯で写真を撮る





夢から少しづつ醒めて、そして、毎日時間に追われながらそれでいて結局何一つ達成出来ていない自分がいることを思い出す。
なぜ「夢から醒める」のだろう。現実から醒めたっていいじゃない。決して自分に何らかの利益がある夢ではなかった(というか全くない)けれども、そんな勘定は抜きに、あの微笑ましい光景が永遠に続いてほしかった。





確かに撮った筈の写真はしかし、どこにも残っていなかった